午前8時から昨夜仕込んだイムを掘り起こす作業の開始。
友人の家に行くと、既に昨日のメンバーは集合しており、みんながコーヒーを飲みながら私を待ってくれていた。

最初に料理を崩さないよう、ゆっくり丁寧に上にかぶせた土を取り除いていく。
土を崩すとすぐに蒸気が立ちのぼりはじめ、スタートから5分も経たないうちに皆汗いっぱいになってしまった。

土の下にはカンバス。その下にある麻袋を外せばティリーフと、昨日の作業とは逆の手順なので、私も迷わずお手伝いできるのだ。
しかし、ここまでくると未だ熱をもっているので、素手で触ることができない。全員手袋を着用してティリーフを取り去る。

ようやく半日ぶりに現れた料理。良い匂いが広がり、この家のワンコも遠くでウロウロして落ち着きが無くなってきた感じ。
ここから参加者全員で手分けし、この料理ならではの一手間をかける。
感謝祭のローストターキーのように塊りを切り分けて食べるのでは無く、焼きあがった肉は手で小さく割いて仕上げるのである。

この際に少しずつハワイアンソルトを降り、肉を混ぜながら味を調える。
ターキーはオーブンで焼くより身がしっとりしている。

ブレッドフルーツや、スイートポテトはふっくら焼けており、より甘さが増しているように思えた。
出来立てのカルアポークもあっさりしていて、全く臭みが無い。

ちょっと遅めだが、朝10時になったところで料理を少しずつ取り分けて全員で朝食タイム。何人かはビール飲みながらで、朝食というよりも宴会状態だ。
この時私がラウラウのタロの葉を取りながら食べているとみんなに笑われてしまった。葉っぱも美味しいから一緒に食べるべきだと言われ、試してみると包んでいた食材の味が染込んでいてこれが結構イケル。出来合いのラウラウと全然違うのに驚いた。
完全に熱をとって作業参加者に料理を分けて、ようやく二日がかりの『イムプロジェクト』が終了した。
初めてのイムへの参加は色々と教えられて楽しかった。自然の中から道具を得て作るなんて、なかなか凄いアウトドア料理である。
しかしながら車を運転しつつ家に帰る際、「やはり次回からは出来たものを頂くことにしよう…」と、心の中で呟くほどハードな調理方法でもあった。
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