この週末、友人が自宅でイムを行うから来ないかと連絡が入り、迷わず「絶対参加するよ!」と返事して大喜びで出かけて行った。
観光用のイベントとしてホテル等で行われるルアウ(パーティ)で、土の中で豚の蒸し焼きを行う『イム』という調理法を見た人は多いのではないだろうか。

ポリネシア人がハワイに移住してきた際に持ち込んだ土中で蒸し焼きにする調理法ウムが、ハワイではイムとして受け継がれている。
しかしこの伝統料理法も今では時間と人手がかかるので、地元の人でもたまにしか行わない。
私も調理したものを頂いた事はあるが、実際にイムの作業に参加するのは初めての事なのだ。
この日の食材は、ポーク、ターキー、ラム、スイートポテト、ブレッドフルーツ、チキン、魚、ビーフ。
ターキーなどはアルミホイルの器に、ラムはティリーフで、火の通りが早いチキン、魚、ビーフはタロの葉っぱで包んだラウラウにしていた。
味付けはすべてハワイアンソルトをすり込んだだけ、という実にシンプルなもの。
蒸し焼きにするのはイム用に庭に造られた炉を使う。
私が訪れる3時間も前からケアビの木を燃やして石を熱していたそうだ。すでに石は完全に焼けているので、近づくだけで顔が熱い。

いよいよ作業開始。
バナナの幹を適当な長さに切って半割りにし、それをたたいて平らにしたものを焼けた石の上に並べる。この時石を完全に隠さなければ食材が焦げると言っていた。

食材は火の通りが遅いもの(ターキー、ラム、ポーク)を中心に、早いもの(ラウラウ、ポテト)を外側に並べる。
並べた食材の上にティリーフを重ね、次に濡らした麻袋をティリーフが見えないように隙間無く被せる。

さらに乾いた大きめの帆布で全体をかけ、その上から土を全体にかぶせたあと、軽く水をかけてようやく作業完了なのだ。
この間男5人でビールなどを飲みながら約2時間の作業である。終わった時にはみんな汗びっしょりになってしまった。
初日の作業はこれで終了。13時間後(翌朝8時)に取り出す際にまた来ることにして私は帰宅。
さて、うまく出来るんだろうか。
後編へ続く…
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